通勤や通学、おけいこバッグとして大活躍！A4が入る大きめサイズのファスナーショルダーバッグの作り方

1．材料と道具

表地(コーデュロイ)

裏地(オックス)

接着芯(不織布)

40㎝ファスナー

待ち針

仮止めクリップ

定規

裁ちばさみ

Dカン4㎝幅

ミシン

アイロン

2．作り方

布を裁断します。本体生地の寸法は54x40cmです。表地と裏地をそれぞれ2枚ずつ用意します。

内ポケット生地の寸法は27×34cmです。1枚用意します。両サイドに付ける場合は2枚用意しましょう。

ショルダー紐の生地は16×75cmの長めのものと、16×35cmの短めのものをそれぞれ1枚ずつ用意します。

40cmのファスナーを1つ用意します。

ファスナー横の生地の寸法は2.5×5cmです。表地と裏地をそれぞれ2枚ずつ用意します。

4cm幅のDカンを2つ用意します。

本体表地をカットします。左右対称に一度にカットするため、輪を左にして縦半分に折ります。

輪になった左上の角から下へ3.5cmの位置に印を付けます。

印から右へ垂直に8cmの線を引きます。

布の右上の角と繋いだ直線を引きます。

8cmの印から左右へ3cmの距離にそれぞれ印を付けます。

2点を緩やかに繋ぎます。

右上から下4cmに印を付けます。

右下の角から左へ8cmの位置に印を付けます。

付けた印から直角に上へ6cmの直線を引きます。

生地端に向かって6x8cmの長方形になるように線を引きます。

描いた長方形の右上の角から左へ2cmの位置に印を付けます。

生地の左上から下へ4cmの位置に付けた印と直線で繋ぎます。

2つ折りのまま重ねてカットします。残りの表地と裏地も同様に施しましょう。

表地の裏面に接着芯を貼ります。今回は不織布のそれほど厚みのないものなので全面に貼りますが、厚めのものは縫い代を除いて施しましょう。縫い代を除く場合はファスナーを付ける上側のみ縫い代0.5㎝、それ以外は縫い代1cmになるので注意しましょう。

ショルダー紐を作ります。短い方の生地の片端を1cm折り、アイロンで押さえます。

生地を外表に半分に折ります。

一度開いて中心に向けて両端を折ります。

4つ折りにしたらいったんすべて開き、先に端を折り込んでから畳み直してクリップで固定します。

長い方の生地は端を折らずに同様の4つ折りにします。

紐の両脇をミシンで縫います。折り込んだ先端は続けてコの字に縫い、それ以外は縫わずに開けておきます。

内ポケットを作ります。生地を中表に半分に折ります。

縫い代1cmで縫います。ポケットの底に当たる部分に返し口を作ります。

余分な角の縫い代をカットします。縫い目の糸を切らないよう注意しましょう。

アイロンですべての縫い代を割り、返し口から裏返します。

目打ちで角を整えます。

アイロンをかけて形を整えます。返し口は本体裏地に縫い付ける際に自然に閉じますが、先に処理したい場合はこの時点で手縫いで纏ります。

ポケット口の端から0.5cmのところを縫い押さえます。

本体裏地の1枚にポケットを縫い付けます。ポケットは上から6cmの位置に縫い付けます。中心を分かりやすくするために裏地を半分に折って跡を付け、上から6cmの位置に印を付けましょう。

ポケットも半分に折って跡を付け、裏地の印とポケット口の中心を合わせます。

ポケットの周りを縫い代2mmで縫います。ポケット口の両端は中身の重みで負担がかかるので、三角形に縫い止めて補強します。

ファスナーの両側に生地を付けます。スライダーがある方に表地を付けます。表地の裏側の端から1cmに印を付けます。

表地の表側とファスナーを向かい合わせ、金具のすぐ外に印が来るように置いて待ち針で固定します。ミシン針が金具につっかえるのが心配な方は、ほんの少し離すとよいでしょう。

ファスナーの裏側から裏地を重ね、布端を合わせて固定します。

反対側も同様に施します。金具に当たっていないことを確認しましょう。

線の上を縫います。

生地を外表にしてアイロンで押さえます。

端を合わせて固定し、布の際から2〜3mmの位置にミシンをかけます。

本体生地にファスナーを付けます。ファスナーと本体生地それぞれの中心が分かるように印を付けます。ファスナーを半分に折り、中心が分かるように上下に斜めに切り込みを入れます。本体生地は半分に折って上のみカットします。

表地の表側とファスナーのスライダーを向かい合わせにして重ねて固定します。中心の切り込み同士と生地端をしっかりと合わせましょう。

縫い代0.5cmで縫います。

裏地を中表に重ねて固定します。

表地の裏面を上に向け、縫い目の上を縫います。縫い代0.5cmのまま生地の先端まで縫い合わせます。

生地を外表にしてアイロンで押さえます。

内側の端から2～3㎜のところを縫います。

ファスナーの反対側にも生地を付けます。表地を中表に重ね、中心と生地端を合わせて固定します。

縫い代0.5㎝で縫います。

裏地を中表に重ね、中心と生地端を合わせて固定します。

表地の裏面を上に向け、縫い目の上を縫います。縫い代0.5cmのまま生地の先端まで縫い合わせます。

生地を外表にしてアイロンで押さえます。

内側の端から2〜3mmのところを縫います。

ファスナーの横をカットします。4.5×4cmの紙を用意します。紙とファスナーの中心、生地端と紙の角が合うように置いて紙に沿って線を引きます。

線に沿ってカットします。反対側も同様に切り落とします。

表地同士を中表に重ね、両脇と底の端を合わせて固定します。

裏地も同様に合わせて待ち針で固定します。

両脇と底を縫い代1cmで縫います。裏地に1か所返し口を作りましょう。

縫い代をアイロンで割ります。

底のマチを作ります。脇と底の中心を合わせて固定します。

縫い代1cmで縫います。

裏地にも同様にマチを付けます。

ファスナー横のマチを作ります。脇とファスナー横の生地の中心を合わせ、余分な生地をカットします。

表生地の方に短いショルダー紐を端を1cm程出して挟んで固定します。端を折り込んでいる方が下になるように挟みましょう。

反対側も同様に生地をカットし、長いショルダー紐を挟んで固定します。

生地端から1cmのところを縫います。力がかかるところなので2～3回繰り返して施しましょう。

返し口から表に返します。

返し口を閉じます。縫い代を1cm内側に折り込んでミシンで縫うか手縫いで纏ります。

Dカンを取り付けます。表地の中に裏地を入れ、長いショルダー紐にDカンを付けます。Dカンを2つ一緒に外側から通して5cm程折ります。

端を1cm折り込んで固定します。

端を縫い止めます。しっかりとさせるために2本かまたは四角形に縫いましょう。生地が厚いので、太い針に付け替えることをお勧めします。

短い方のショルダー紐を内側から両方のDカンに通し、下側のDカンの中に入れて引き出します。ここで下側のDカンから出す長さによってショルダー紐の調節が可能です。

完成です。

3．まとめ

A4サイズの書類やノートもらくらく入る、大きめのファスナー付きショルダーバッグの作り方をご紹介いたしました。通勤や通学、お子様の習い事にはもちろん、1泊くらいであれば旅行としても大活躍すること間違いなしです！

今回は秋冬の定番、シンプルな無地のコーデュロイ生地を使いました。暖かみがあり、柔らかな仕上がりがとても可愛いバッグです。キャンバス生地などを使うとよりしっかりとした作りになります。

表地の裏面に接着芯を貼ります。今回は不織布のそれほど厚みのないものなので全面に貼りますが、厚めのものは縫い代を除いて施しましょう。縫い代を除く場合はファスナーを付ける上側のみ縫い代0.5㎝、それ以外は縫い代1cmになるので注意しましょう。

本体生地にファスナーを縫い付ける際は少々の注意が必要です。表地の表側とファスナーを向かい合わせ、金具のすぐ外に印が来るように置いて待ち針で固定します。ミシン針が金具につっかえて折れるのが心配な方は、ほんの少し離すとよいでしょう。

ファスナー横のマチを作る際に、ショルダー紐を端を1cm程出して挟みます。短いショルダー紐は端を折り込んでいる方が下になるように挟みましょう。縫い合わせる時は、力がかかるところなので2～3回繰り返して施しましょう。

ショルダーはDカンで調節が可能です。長さはお子様や女性の方が使いやすい長さです。身長が165cm以上の方や男性の場合は短い方のショルダー紐を50cmくらいにして長めに作ると良いでしょう。

A4が入る大きめサイズのファスナーショルダーバッグ、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか？