目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
ミルキーカラーのグラデーションがゆめかわなレジンのキーホルダーの作り方をご紹介いたします。最大のチャームポイントは、優しいカラーレジンの色合いとふんわりとしたグラデーション。そのままでもかわいいお月様やくまさんがもっともっとラブリーに変身します。
モールドをレジンで埋めながらグラデーションを作る方法は、2通りのやり方をお見せしています。後処理が必要かもしれないけれど時間短縮できる方法と、時間がかかるけれど繊細なグラデーションの表現ができる方法の2つです。お好きな方を選んで一緒に作ってみましょう!
理想通りのミルキーカラーのレジン液にするための注意点やきれいに仕上げるためのコツなどを含め、詳しい作り方をご説明いたします。
作家のためのレジン
作家のためのレジン(ぷっくり)
作家のためのレジン着色剤
・ホワイト
作家のためのレジン着色剤(ニュアンスカラー)
・ラベンダー、サクラ、ミモザ
作家のためのレジンコーティング剤25g
調色パレット(5個入り)
調色スティック
シリコンブラシ
UV-LEDライト
丸ヤットコ、平ヤットコ、ニッパー
月とクマのモールド
丸カン
ヒートン
チェーン
ブリオン
星のメタルパーツ
キーホルダーパーツ
ポンポンスタンド
お好きなパーツ(星、パールなど)
接着剤
3色のミルキーカラーレジンを作ります。調色パレット3つにそれぞれ透明のレジン液を入れます。
ラベンダー、サクラ、そしてミモザの着色剤をそれぞれのパレットに入れ、その4倍くらいの量のホワイトの着色剤を加えます。
シリコンブラシでムラがなくなるまでよく混ぜます。
カラーレジンが濃い場合は、白の着色剤や透明のレジン液を足して調整します。理想の色味になるまで少しずつ加えるとよいでしょう。
光の当たらないところに30分ほどおくか、またはエンボスヒーターで温めて気泡を抜きます。
時間短縮したい場合は、ラベンダーとイエローのカラーレジンをランダムにモールドの半分までパレットから直に流し入れます。
この方法を用いると、時間はかかりませんがモールドのふちにレジンがついてしまう恐れがあります。ついてしまった場合は取り除きます。先の尖ったものでモールドの角をなぞり、気泡をしっかりと取り除いてから硬化します。
さらにモールドいっぱいまでカラーレジンをランダムに流し入れます。ふちについているカラーレジンを取り除き、気泡をしっかりと取り除いて硬化します。
裏面から硬化します。
細かなグラデーションを表現したい場合は直に流し入れず、シリコンブラシで少しずつ入れます。ピンクとイエローのカラーレジンをシリコンブラシの先に取り、モールドを少しずつ埋めます。時間はかかりますが、できあがりの趣が増します。
ふちについているカラーレジンを取り除き、気泡をしっかりと取り除いて硬化します。
モールドいっぱいまでカラーレジンをランダムに少しずつ入れます。ふちについているカラーレジンを取り除き、気泡もしっかりと取り除きます。表と裏をそれぞれ硬化します。
モールドからできたレジンパーツを取り出します。気泡で欠けができた場合は、カラーレジンで埋めて硬化します。
カラーレジンで埋めた箇所をやすりで削って平らにします。
水を吹きかけて粉を拭き取ります。
ヒートン用の穴を開けます。
ヒートンの先に接着剤を付け、穴に差し込んで取り付けます。
ポンポンスタンドに乗せて側面をコーティングします(側面コーティングのコツはこちら)。お月様のパーツは小さいので、スタンドの場所をずらしながら内側と外側を2回に分けて塗って硬化しましょう。
表面にパーツを乗せます。透明のレジン液を薄く塗り、ブリオンなどお好きなパーツを乗せて硬化します。
パーツの上からレジンを塗って硬化します。パーツの隙間から気泡が発生しやすいので、注意しながら塗りましょう。
表と裏に高粘度レジンを流してぷっくりと仕上げます。
さらにきれいに仕上げたい場合は、ぷっくりさせた後に側面と表面をまとめてコーティングします。
キーホルダーに加工します。チェーンをお好きな長さにカットし、直径6mmの丸カンを開いてキーホルダーパーツとチェーンを通して閉じます。同じ場所にもう1つ丸カンを付けると強度が上がります。
直径4mmの丸カンを開き、レジンパーツとチェーンを通して閉じます。
お好みで星やパールのパーツを付ければ完成です。
ミルキーカラーのグラデーションがゆめかわなレジンのキーホルダーの作り方をご紹介いたしました。最大のチャームポイントは、優しいカラーレジンの色合いとふんわりとしたグラデーション。上手に作るコツをお伝えいたしました。
レジンでミルキーカラーを作りたい場合は、お好きなカラーの着色剤に多めのホワイトを混ぜます。ここではカラーの約4倍のホワイトを入れて淡いパステル調にしています。
思ったより濃くなってしまった場合はホワイトや透明レジン液を追加して調整します。理想の色味になるまでごく少量ずつ様子を見ながら足して作るとうまくいきます。
2色のカラーレジンをランダムにモールドに入れる方法を2通りご紹介いたしました。それぞれにメリットとデメリットがあります。ひとつめの方法は、パレットの注ぎ口から直接モールドに流し入れる方法です。これのメリットは、時間短縮できること。しかしモールドのふちについてしまったり、また、入れ過ぎてしまったりと、後の対処が必要になる可能性があります。
もうひとつは、シリコンブラシの先にカラーレジンを取ってごく少量ずつモールドに入れる方法です。このやり方ですと、繊細で美しいグラデーションが表現できます。しかし時間がかかってしまうのが難点です。どちらの方法でも作れます。ご自分のやりやすい方をお選びになるとよいでしょう。
今回使用したモールドのような分厚いデザインのものは、角に空気が残ってしまいがちです。そのまま硬化して取り出すと、気泡のあった部分は穴のように欠けてしまいます。そんな時は、カラーレジンで埋めて硬化し、やすりをかけてなめらかにすればきれいになります。
仕上げには、側面、表面、そして裏面をそれぞれをしっかりとコーティングします。すべての面をコーティングした後さらに全体をもう一度コーティングすると、より艶やかに美しく仕上げることができます。
ミルキーカラーのグラデーションがチャームポイントのゆめかわキーホルダー。アクセサリー金具を変えればペンダントやブローチなどにも加工できます。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?