目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
自分の指にぴったりの指輪を作りたいけど、丁度よいサイズのモールドが見つからない…レジンアクセサリー作りにはよくあることではないでしょうか?そんなお悩みを解消すべく、モールドもワイヤーも使わずに自分だけのぴったりサイズの指輪を作る方法をご紹介いたします。
少ない材料で難しい工程もなく、あっという間に作れるのでレジン初心者さんも挑戦しやすいレシピです。なによりカスタムフィットするサイズで作れるのがこの方法の最大の利点です。
氷のようなキレイな透明感とうねうねした形がとても可愛いレジンのリング。シンプルなクリアの指輪の作り方の他、お花などの封入材を使ったアレンジ方法もご説明いたします。
モールド要らずで簡単!着ける人のサイズぴったりに作れる、レジンの指輪のレシピです。
トレカスリーブ又はクリアファイル
作家のためのレジン
UVライト
やっとこ
ドライフラワーや金箔などのお好きな封入材
9ピン
輪ゴム
つまようじ
デザインナイフ
やすり
ハサミ
油性ペン
マスキングテープ
カードスリーブを指に巻いてサイズを測ります。クリアファイルでの代用も可能です。
ハサミやカッターでスリーブの周りを切り落として2枚に分けます。
1枚を細長く切ります。細さは適当で構いません。
リングを着ける指にぐるりと巻いて太さを測り、端に印を付けます。
印に合わせて筒状に丸め、マスキングテープを貼ります。
カットしたスリーブの残りをくるくると巻き、筒の中に入れます。こうすることで内側から圧力がかかり、歪な外側の輪郭が整って綺麗な形になります。
もう1枚のスリーブも適当に切って丸め、筒の中に入れます。今回、筒の中に3枚のスリーブを入れました。
マスキングテープの接着面を外側にして、1周ぐるっと巻きます。
マスキングテープの上に短い線を描くようにレジンをスッと乗せます。
60秒硬化します。
描いた線を延長するようにさらにレジンを乗せ、60秒硬化します。
この工程を1周繰り返して指輪の形を作ります。レジンを一気に乗せると垂れてしまい、失敗する原因になります。少量ずつ施して硬化を繰り返しましょう。
さらに上から同じようにレジンを少量ずつ重ね塗りして硬化する工程を1周繰り返し、ぷっくりとさせます。
90秒硬化します。くるくると回しながら指輪全体にライトを当てましょう。
理想の形になっているかこの段階で確認しましょう。ぷっくり具合が足りなければ、レジンを乗せて硬化する工程を繰り返しましょう。
マスキングテープを筒から外し、指輪を取ります。
デザインナイフやヤスリを使って、指輪の内側の周りのバリを綺麗に取り除きます。この工程は省略しても構いません。
全体をコーティングします。パレット代わりにスリーブを1枚用意してレジンを少量出します。
9ピンの輪の部分にレジンを少量付けて、指輪の内側に添えて硬化します。
9ピンを平やっとこで挟んで持ち手を輪ゴムで固定します。
レジンで全体を薄く均一になるようにコーティングします。外側だけでなく、内側にもしっかりと施しましょう。9ピンの付いている部分には塗らないように注意しましょう。
塗り残しがないか確認し、くるくると回しながら180秒硬化します。
置いた状態で120秒硬化します。
9ピンを外し、付けていた箇所をデザインナイフやヤスリで削って平らにします。
削ったところをコーティングして硬化します。削る工程を省略し、9ピンを外してすぐにコーティングしても構いません。
完成です。左が内側のバリを削ったもの、右が削っていないものです。比べてみると、左の方が滑らかな仕上がりになっています。バリを処理する工程を挟むことで、着け心地も少し良くなります。工程を省略しても見た目にほとんど違いはありません。着け心地と手間を考慮してお好きな方を作っていただければと思います。
次にパーツを封入する方法をご説明します。先程と同じようにレジンをぐるりと1周乗せていきますが、1周目をできるだけ薄く施します。爪楊枝などでレジンを広げましょう。
硬化します。
お花などお好みの封入材を用意します。レジンを少量指輪に付け、そっと封入材を乗せます。一気に乗せて硬化しても、少しずつ乗せて硬化してもどちらでも構いません。
同じようにレジンを少しずつ重ね塗りしてぷっくりと仕上げ、コーティングを施します。
パーツを封入した指輪の完成です。
氷のような綺麗な透明感とうねうねとした形が可愛いレジンの指輪の作り方をご紹介いたしました。モールドもワイヤーも使わず、着ける人のサイズに合わせてカスタムフィットを実現!お花を封じ込めるアレンジも簡単です。
今回は指のサイズを測るためにトレカスリーブをカットしたものを使用しましたが、クリアファイルでも代用できます。筒状に丸めた時、中が歪な形になるのを防ぐためにくるくると巻いたスリーブを3枚入れました。こうすることで綺麗な形になります。
短い線を描くように少量ずつレジンを置いては硬化します。この工程が不規則な形につながり、よりニュアンス感が生み出されます。
バリを処理する工程を挟むことで、着け心地が良くなります。工程を省略しても見た目にほとんど違いはありません。着け心地と手間を考慮してお好きな方を作っていただければと思います。
お花や金箔などの封入材を入れる方法もご紹介致しました。クリアの指輪の工程と違うところは、1周目に置くレジンの薄さです。爪楊枝などで薄く広げ、ぷっくりとさせる前にパーツを封入します。パーツを入れた後はクリアの指輪と同じ工程で仕上げましょう。
今回はクリアのレジンを使用しましたが、レジンを着色してアレンジを加えてみるのもよいでしょう。太さを変えたり、大きめのパーツを乗せるなど少しのアレンジで印象がガラッと変わるので色々なデザインの指輪作りをお楽しみいただけると思います。
自分にぴったりの世界に1つだけの指輪。少ない材料で難しい工程もないのでレジン初心者さんでもチャレンジしやすいレシピです。ファッションのワンポイントや、大切な方へのプレゼントにいかがでしょうか?