作品レシピ
2024年02月24日

繊細な模様も意外と簡単に!まるで本物のような小さな満月レジンチャームの作り方

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月に1度だけ見られる満月。満月の日には、明るくポジティブな気持ちでいるようにすると良いのだそうです。ネガティブな言動やストレスの溜め込み、または睡眠不足は常に避けたいものですが、満月の夜はなおさらです。そんな満月をお守りのように身に着けるのはどうでしょうか。今回はリアルな満月のチャームをレジンで作ってみました。 

 

月の独特な模様を再現するのは難しそうに見えますが、意外と簡単。レジン初心者さんから上級者さんまで広い層のみなさまに楽しんでいただけるレシピです。ピアスやイヤリング、ネックレスなどのアクセサリーへの応用はもちろん、少し大きめに作ってキーホルダーにするのもおすすめです。 

 

リアルな月の模様の描き方のコツや失敗なく上手に作るポイントも合わせ、詳しい材料と作り方をご説明いたします。 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

作家のためのレジン

着色剤(黒)

12㎜球体モールド

調色パレット

調色スティック

UVライト

平やっとこ

エンボスヒーター

ジェルネイル(白)

ジェルネイル(マットコート)

マスキングテープ

爪楊枝

輪ゴム

綿棒

2.作り方

調色パレットまたは適当なモールドを1つ用意し、マスキングテープで拭って埃を取り除きます。

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クリアレジンを入れます。

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黒に着色します。今回は工程は見やすいように黒にしましたが、黄色や青、赤などお好きな色で構いません。

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着色剤を1滴落し入れます。

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調色スティックでムラが無くなるまでしっかりと混ぜます。

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エンボスヒーターで温めて気泡を抜きます(詳しくはこちら)。気泡を抜いたら冷まします。

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直径12mmの球体モールドに着色レジンをモールドいっぱいまで流し入れて、120秒硬化します。

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モールドをひっくり返してさらに120秒硬化します。

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硬化熱が冷めたことを確認して球体を取り出します。レジンクリーナーを使うとシリコンモールドを傷付けずにうまく取り出すことができます。筆先にレジンクリーナーを染み込ませ、レジンパーツとモールドの隙間に差し込みます。

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モールドの底から揉んでクリーナーを全体に行き渡らせ、取り出します。

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気泡でできた小さな穴をレジンを塗って埋めます。穴の凹みの周りにバリがあればこの段階でヤスリやニッパーで取り除きましょう。

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モールドの口にできた窪みを埋めて完全な球体にします。穴の凹みに着色レジンを少量塗ります。

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この時点でヒートンを取り付けます。やっとこの先でヒートンを掴み、レジンに添えた状態で120秒硬化します。反対側の手を机に置き、その上にやっとこを乗せるようにして安定させると硬化中のブレを防ぐことができます。硬化後にピンバイスで穴を開けてヒートンを取り付けても構いません。

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平やっとこでヒートンを掴み、持ち手を輪ゴムで固定します。

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調色パレットにクリアレジンを入れ、球体を浸してコーティングします。凹凸があるとこの後の工程で月の模様が綺麗に描けないので、薄く綺麗に施しましょう。

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余分なレジンをしっかりと落として塗り漏れがないか確認します。

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くるくると回しながら120秒硬化します。

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置いた状態で両面をそれぞれ120秒硬化します。

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白のジェルネイルで月の模様を描きます。

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余分なジェルをしっかりと落として全体に薄く塗ります。筆の跡が残ったり塗りムラができても構いません。

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綿棒でジェルを部分的に取ります。適当でもよいですが、よりリアルにしたい場合は月の写真を見ながら色の濃い部分のジェルを拭き取りましょう。

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くるくると回しながら120秒硬化します。

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白のジェルをモールドのふちに少量出して、白い部分に綿棒でトントンと叩くように塗って30秒硬化します。ツルツルとした表面がザラザラとしたリアルな雰囲気に近づきます。塗ってから時間を置くと滑らかになって広がってしまうので、少量ずつ塗って硬化しましょう。

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ジェルを取った部分にも同じようにトントンと叩くように薄く塗って30秒硬化します。塗りすぎた場合は何も付いていない綿棒で余分なジェルを取り除きましょう。

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置いた状態で両面をそれぞれ60秒硬化します。

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ジェルネイルのマットコートを全体に塗ってコーティングします。クリアコーティングでも構いません。

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塗り漏れがないか確認し、くるくると回しながら60秒硬化します。

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置いた状態で両面をそれぞれ60秒硬化します。

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完成です。マットとクリアの違いはこのような感じです。どちらも可愛いのでお好みで仕上げていただければと思います。

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3.まとめ

レジンで作る本物のような満月のチャームのレシピをご紹介いたしました。月の独特な模様を再現するのは難しそうに見えるかもしれませんが、意外と簡単。なのでレジン上級者さんはもちろん、初心者さんにも楽しんでいただけるレシピです。

小さく作ったチャームはピアスやイヤリング、またはネックレスなどのアクセサリーに。少し大きめに作ってキーホルダーに加工するのもおすすめです。

今回は工程は見やすいように黒に着色しましたが、黄色や青、赤などお好きな色で構いません。ブルームーンやストロベリームーンをイメージするのもよいですね。

上手に失敗なく作るには、いくつかのポイントがあります。まず、硬化した後にしっかりと熱が冷めていることを確認してから次の作業に移ることです。まだ温かいうちに硬化したパーツに触れると、指紋が付いてしまう可能性があります。これは表面が曇ったように仕上がる原因になりかねません。完全に冷めたことを確認するよう習慣付けましょう。

球体モールドを扱う際も注意が必要です。無理に行うとシリコンモールドを傷付けてしまいます。球体モールドから取り出す時は、レジンクリーナーを使います。筆先にレジンクリーナーを染み込ませてレジンパーツとモールドの隙間に差し込み、モールドの底から揉んでクリーナーを全体に行き渡らせて取り出しましょう。

ヒートンの取り付けにも、覚えておくときっと役に立つちょっとしたコツがあります。平やっとこでヒートンをしっかりと挟んだら、机の上に置いた反対側の手に乗せるようにして安定させるのです。こうすれば硬化中もずれることがなく、失敗を防げます。お好みで硬化後にピンバイスで穴を開けてヒートンを取り付けても良いでしょう。

綺麗に仕上げるには、月の模様を描く前にコーティングをする必要があります。表面に凸凹があると綺麗な月模様が出ないからです。できた球体を調色パレット等に流し入れたクリアレジンにまるごと浸し、薄く均一にコーティングをします。

白のジェルネイルで月の模様を描きます。筆の後が残ったり塗りムラができても構いません。ジェルを適当に綿棒で部分的に拭き取ります。よりリアルにしたい場合は月の写真を見ながら行うと良いでしょう。

適当なモールドにジェルネイルを出し、綿棒で白い部分にトントンと叩くように塗ります。その後、ジェルを取った部分にも同じように施します。こうすることでツルツルとした表面がザラザラとしたリアルな雰囲気に近づきます。塗ってから時間を置くと滑らかになって広がってしまうので、少量ずつ塗って硬化しましょう。

最後のコーティングはマットに仕上げました。柔らかな印象のマットとツルツルと光沢感のあるクリア。どちらも魅力的で迷ってしまいますね。お好みで仕上げてみましょう。

綺麗な歪みのない球体と繊細な模様が美しい、まるで本物のような満月チャーム。難しいように見えますが、意外と簡単です。初心者さんでも気軽にチャレンジできるレシピですので、ちょっとしたプレゼントにもぴったりです。大きく作ればインテリアにも。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

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