作品レシピ
2025年05月21日

青空を映したようなブルーが美しい!レジンで作る繊細なネモフィラのピアス

お気に入りに追加

青空を映したようなブルーが美しいネモフィラ畑。きれいなブルーの景色と小さく可憐なお花の姿は見る人の心をそっと癒してくれます。今回はそんなネモフィラをレジンで表現。小さな丸カンを使用した初心者さんでも気軽に挑戦できるレシピをご紹介いたします。 

 

この作品のポイントは、ワイヤーではなく丸カンを使ってフレームを作るところ。丸カンの曲線を活かしてネモフィラらしい花びらを表現します。できたフレームに青と白のレジンを少しずつ塗り重ね、おしべに見立てたブリオンを中央に。繊細だけれど作りやすく、色のアレンジも自由な作品です。 

 

基本的な作り方はもちろん、花びらの並べ方や着色のコツも合わせてご説明いたします。 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

作家のためのレジン

作家のためのレジン(着色剤)

半球モールド

調色パレット

調色スティック

UV-LEDライト

エンボスヒーター

ピンセット

丸カン

ブリオン

ピンセット

ピアスパーツ

ニッパー、やっとこセット

定規

2.作り方

薄いモールドまたはシリコンシートなどパレット代わりになるものを1枚用意します。マスキングテープで拭って埃を取り除きます。

https://static.croccha.com/contentful/1-202505081010.jpeg

薄いモールドに、2箇所に分けて少量のレジン液を乗せます。

https://static.croccha.com/contentful/2-202505081010.jpeg

レジンを着色します。レジン液のうちひとつには青と白を1滴ずつ、もうひとつには白を1滴落とします。青の代わりに紫や紺を使用しても構いません。完成したパーツの後ろにアクセサリーの金具を付ける作品を作る場合は、白を混ぜて透明感を少なくした方が金具が透けずに綺麗に仕上げることができておすすめです。

https://static.croccha.com/contentful/3-202505081010.jpeg

調色スティックでムラが無くなるまでしっかりと混ぜます。

https://static.croccha.com/contentful/4-202505081010.jpeg

エンボスヒーターで温めて気泡を抜きます(詳しくはこちら)。気泡を抜いたら冷まします。

https://static.croccha.com/contentful/5-202505081010.jpeg

太さ0.6mm、直径4mmの丸カンを用意します。

https://static.croccha.com/contentful/6-202505081016.png

丸カンの繋ぎ目の反対側をニッパーで掴みます。定規を添えてニッパーの刃が繋ぎ目の向かい側に来ていることを確認してからカットします。3つの丸カンをカットしてできた6つのピースのうちの5つを使ってお花の枠を作ります。

https://static.croccha.com/contentful/7-202505081010.jpeg

半球モールドの裏面を使います。小さな半球の上に丸カンをお花の形に並べます。難易度の高い工程ですが、仕上がりを左右する大切な作業なので丁寧に施しましょう。

https://static.croccha.com/contentful/8-202505081010.jpeg

お花の真ん中に白の着色レジンでドーナツ形を描いて60秒硬化します。

https://static.croccha.com/contentful/9-202505081010.jpeg

ドーナツの真ん中を空洞の白の着色レジンで埋めて120秒硬化します。

https://static.croccha.com/contentful/10-202505081010.jpeg

水色の着色レジンを花びら1枚から2枚ずつ塗ります。丸カンに触れると位置がずれてしまうので、レジンだけを触るように気をつけながら施しましょう。端までしっかりと広げましょう。

https://static.croccha.com/contentful/11-202505081010.jpeg

60秒硬化します。

https://static.croccha.com/contentful/12-202505081010.jpeg

花びら5枚全てに施しましょう。

https://static.croccha.com/contentful/13-202505081010.jpeg

お花全体に水色の着色レジンを塗って180秒硬化します。

https://static.croccha.com/contentful/14-202505081010.jpeg

モールドから剥がし裏返して置き、真ん中におしべを付けます。真ん中に透明のレジン液を1滴垂らします。

https://static.croccha.com/contentful/15-202505081010.jpeg

直径1mmのゴールドのブリオンを3粒ほど乗せます。ブリオンの数や大きさはお好みで構いません。バランスを見て施しましょう。

https://static.croccha.com/contentful/16-202505081010.jpeg

180秒硬化します。

https://static.croccha.com/contentful/17-202505081010.jpeg

平皿付きのピアス金具を付けます。

https://static.croccha.com/contentful/18-202505081010.jpeg

お花の裏面の真ん中に少量のレジンを塗ります。ここでは手軽に仕上げるためにレジンで代用していますが、強度をアップさせたいなら接着剤の使用がおすすめです。

https://static.croccha.com/contentful/19-202505081010.jpeg

金具を乗せて硬化します。

https://static.croccha.com/contentful/20-202505081010.jpeg

金具の周りにレジンを塗って補強して硬化します。

https://static.croccha.com/contentful/21-202505081010.jpeg

完成です。

https://static.croccha.com/contentful/22-202505081010.jpeg

3.まとめ

青空を映したようなブルーが美しいネモフィラ。今回はそんなネモフィラを丸カンとレジンで作るレシピをご紹介いたします。手軽に作れるので、レジン初心者さんにもオススメです。

ネモフィラカラーを作るためのポイントは、レジンの着色の際に白を混ぜること。透明感が抑えられて裏に付ける金具が透けにくくなります。

花びらを作る上で必要なのは、半球モールドと直径4mmの丸カン。今回は半球モールドの裏面を使用し、カットした丸カンを花びらの形に並べてネモフィラのシルエットを作ります。配置は難易度が高いですが、仕上がりを大きく左右する大事な工程です。位置がずれないように丁寧に作業しましょう。

ネモフィラの真ん中の白い丸い部分は、まずドーナツ形に円の縁を先に描いて硬化してから中を埋めます。丸を一気に描いて硬化すると収縮して小さくなってしまうので、この方法で行いましょう。

花びらは1〜2枚ずつ塗って硬化するとズレにくくなります。丸カンの位置がズレないよう、着色レジンを塗って硬化する工程を小分けにして繰り返すのが、安定感を出すためのコツです。一気に塗ると丸カンの間から着色レジンが漏れ出てしまうので、少しずつ塗って硬化しましょう。すべての花びらを仕上げたあと、上からレジンを塗るとツヤ感と立体感が出ます。

完成したパーツの裏側に、ゴールドのブリオンを使用しておしべを表現します。レジンを使って接着し、アクセサリー金具を取り付けます。仕上げに金具まわりを補強し、強度を高めておくと安心です。

透明感のあるネモフィラ風のお花は、光を通すといっそう美しく輝きます。青や白の色味を変えれば、違った印象の花も楽しめます。ピアスやイヤリングとしてはもちろん、キーホルダーや贈り物にもぴったりな作品です。青空を映したようなブルーが美しい、レジンで作る繊細なネモフィラ。ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

この記事で紹介したアイテム

前の記事をみる次の記事をみる
まーうえ
まーうえ
レジンでいろいろ作る人🍓 小さな動物、空、宇宙などをオリジナルの作り方でご紹介します(*´-`) ...
前の記事をみる次の記事をみる