1枚仕立て裏地なしのカンタン巾着袋の作り方/隠しマチ(折りマチ)の作り方と袋縫いのやり方
作品レシピ
2024年05月22日

1枚仕立て裏地なしのカンタン巾着袋の作り方/隠しマチ(折りマチ)の作り方と袋縫いのやり方

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1枚の布で簡単にできる、マチ付きの巾着袋の作り方をご紹介いたします。裏地がないので仕上がりはごく軽く、そして作り方もとってもシンプル。ソーイング初心ささんにも安心してチャレンジできるレシピです。 

 

マチは隠しマチ、または折りマチと呼ばれる方法で作ります。三角に折って印を付けたり角を落としたりという手間がないので、比較的楽なテクニックです。フラットに畳めるのにマチのおかげで見た目より大容量のバッグや袋物が作れるので、エコバッグなどにぴったり!やり方を覚えておけばいろんな布雑貨に応用できます。 

 

裏地を付けないので生地端の処理が必要と思われるかもしれませんが、ここでは袋縫いという手法を用いるので省きます。縫い代が包まれて仕上がるので、ロックミシンやジグザグミシンでほつれ止めを行う必要なし!見た目もきれいに、しっかりとした仕上がりになるのが袋縫いの利点です。 

 

必要な道具や材料を含め、詳しい作り方をご説明いたします。 

ジャンル:
ソーイングソーイング

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

・生地

・裁ちばさみ

・定規

印付けペン

・ミシン

・ミシン糸

・仮止めクリップ

・紐

・紐通し


2.作り方

最初に生地の裁断をします。お好きなコットン生地などを、50×20cmのサイズにカットします。

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布の裏側を上に向け、短い辺の生地端から1cm、そこから3cm、さらにそこから3cmの位置に平行線を引きます。いちばん下の線上には、長い辺の布端から1.5cmのところにも印を付けます。

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1.5cmの印まで、はさみで切り込みを入れます。

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切り込みを入れたところで生地を折りたたみます。

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反対側にも同様に切り込みを入れて折りたたみ、、赤線で示したところをミシンで縫います。

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なるべく端を縫いましょう。

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布の反対側の端にも同様に線と印を入れ、すべての角をそれぞれ縫います。

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短い辺の布端を最初の線に合わせて折ります。

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折り目を3本めの線(切り込みを入れた線)に合わせてさらに折り、赤線で示したところをミシンで縫います。

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反対側も同じように縫います。

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生地を外表にして半分に畳みます。

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赤線で示した両サイドをミシンで縫います。

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縫い代は0.5cmです。

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袋状に縫った本体を裏に返し、下から4cmのところに線を引きます。

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引いた線に底の折り目を合わせて2つ折りにします。仮止めクリップで固定して赤線で示したサイドを縫います。

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縫い代は0.7cmです。

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表に返します。

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隠しマチができました。

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紐通し口から紐を通します。

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完成です。

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ティッシュやハンカチを入れるのにちょうどよいサイズです。

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3.まとめ

直線縫いだけで完成させられる、隠しマチ付きの巾着袋の作り方をご紹介いたしました。1枚布から作るので裁断も簡単!線を引く位置さえ間違えなければ、ソーイング初心者さんでも失敗なく作れます。

隠しマチは折りマチとも呼ばれる、バッグや袋物の底に幅を持たせるテクニックです。折るだけなので、角を切り落としたり三角に折って作るマチよりも気軽です。フラットに畳めるのに見た目よりも中身が入るのが利点で、コンパクトに持ち歩きたいエコバッグなどを作るのによく使われます。

布端の処理は、袋縫いという手法で行いました。裏地のない袋類は布端のほつれが気になるものですよね。そこで通常はロックミシンやジグザグミシン、またはかがり縫いなどで処理をします。しかし今回は袋縫いをすることで、切り口の処理と強度のアップを図っています。

最初に生地を外表に折って袋状に縫い、裏表を返して中表にしてからもう一度サイドにミシンをかけるのが袋縫いの基本。最初の縫い代が包まれるので、ほつれの心配がなくなるだけでなく、見た目も大変きれいに仕上がります。

今回はポケットティッシュとハンカチを入れるのにちょうどよいサイズに仕上げました。大きく作ってお子さまのお着替え入れにしたり、マチを広めに取ってコップ入れにしたりと、いろいろな応用が効くレシピです。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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