作品レシピ
2024年02月10日

ローズクウォーツ風にも翡翠風にも!着色剤次第で色合い自由自在のレジンの天然石風チャームの作り方2パターン

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さまざまな色合いを持ち、ふんわりとしたマーブル模様やぱきっとしためのう模様が美しい天然石。パワーストーンとも呼ばれ、ネックレス、イヤリング、ブレスレットなどあらゆるアクセサリーに加工された天然石には人気があります。 

 

今回はそんな天然石を2通りの方法を用いてレジンで表現。着色剤を使って天然石ならではのもやもやっとしたナチュラルで美しい模様を作ります。ひとつめの方法では、ふわっとした優しい色合いに。もうひとつのやり方だと、層の境目がもっとはっきりとしたぱきっとした印象の天然石風パーツに仕上がります。 

 

ピンク系でローズクウォーツ風に、ティール系で翡翠風に、または茶系でスモーキークウォーツのような渋めの色合いにと、選ぶ着色剤によって雰囲気も自由自在!詳しい作り方をご説明いたします。 

 

ジャンル:
レジンレジン

目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

・作家のためのレジン

・調色パレット

・着色剤 いろどろっぷ(ホワイト・オールドブルー・ココアブラウン・ローズピンク)

・竹串

・エンボスヒーター

・モールド

・クリアファイル

・耐震マット

・作家のためのレジン ぷっくりタイプ

・ヤスリ

・ピンバイス

・ヒートン

・コーティング液

・メモクリップ

・洗濯ばさみ

・UV-LEDライト

2.作り方

作家のためのレジンを使います。

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調色パレットを4つ用意し、それぞれに透明のレジン液を流し入れます。

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いろどろっぷで着色します。

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パレットのレジン液それぞれにお好みの量のホワイト、オールドブルー、ココアブラウン、ローズピンクの着色剤を加えます。

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調色スティックまたは竹串などでよく混ぜます。

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必要あればエンボスヒーターで気泡を飛ばします(やり方はこちら)。

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スペシャルスターターキットに含まれている、オーバルやハート、鉱石風パーツなどが作れるモールドを使います。

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今回は中サイズのオーバル型を使って本体を形成しましょう。

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モールドの一部にオールドブルーの着色レジンを少々置き、硬化します。

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固めたレジンの上の一部に同色の着色レジンを重ねるように置き、硬化します。

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竹串の先にホワイトの着色レジンを取り、オールドブルーの着色レジンの上にラインを引きます。

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ラインの両サイドに透明レジンを流します。

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気泡があれば取り除きます。モールドを傾けてラインを好みの形にしたら、硬化します。

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上部のクリアな部分にホワイトの着色レジンでラインを引きます。

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ラインの両サイドに透明レジンを流して硬化します。

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上部のラインの上にオールドブルーの着色レジンを流し、同時に下の部分にも少し流します。

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着色レジンと着色レジンの間に透明レジンを流します。

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竹串の先で伸ばして全体に行き渡らせ、硬化します。

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さらにホワイトの着色レジンでラインを引きます。

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上部と下部にオールドブルーの着色レジンを少量置きます。

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着色レジンと着色レジンの間に透明レジンを置きます。

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全体に行き渡らせ、硬化します。

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モールドから取り出します。

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奥行きのある天然石風の模様のレジンパーツができました。

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ローズピンクとココアブラウンに着色したレジンでも同様に作ります。3色の天然石風のレジンパーツになりました。

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2通りめの作り方をご紹介いたします。最初に作ったオールドブルーの着色レジンを再利用しましょう。すでに着色されたレジンにオールドブルーの着色剤を1滴追加します。

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よく混ぜ、濃い着色レジンを作ります。

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オールドブルーの着色レジンでモールドの底にラインを引きます。

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ラインの両サイドに透明レジンを流します。

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気泡があれば取り除きます。

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モールドを左右に傾かせて好みのラインの形にし、硬化します。

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最初のラインから少しずらしてもう1本のラインを引きます。

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ラインの両サイドに透明レジンを流します。

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モールドを左右に傾かせて好みのラインの形にし、硬化します。この作業を何度か繰り返します。

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モールドから取り出します。天然石の模様入りのレジンパーツになりました。

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ローズピンクの着色剤を入れたレジンでも同様に作ります。

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ココアブラウンの着色剤を使ったバージョンも作りました。

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できた天然石風レジンパーツ本体を仕上げ、アクセサリー金具が接続できるようヒートン付きのチャームに加工します。カットしたクリアファイルなどに耐震マットを置き、パーツの平らな面を上にして固定します。

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作家のためのレジンのぷっくりタイプを使います。

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レジンパーツの裏面をレジンでぷっくりと盛ります。

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竹串の先などで伸ばして全体に行き渡らせ、硬化します。

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バリを削って滑らかに整えます。

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ピンバイスで穴を開けます。

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レジン液を少量付けます。

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先の細いツールまたは竹串などで穴にレジンを馴染ませます。

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ヒートンを挿し込みます。

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ヒートンの周りにレジンを置きます。

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ヒートンをレジンで埋め込むイメージでレジンを絡め、硬化します。

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こちらのコーティング液を使います。

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全体にコーティング液を塗り、硬化します。

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完成です。

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3.まとめ

うっすらとマーブルのような模様の入った天然石は、いろんなアクセサリーに応用が効いて使い勝手が良いものです。天然石は比較的お手頃のなものが多い印象ですが、種類やサイズによってはだいぶ高価なものにも出会うことがあります。

そして自然にできたものだけあり、「もう少し色合いが濃かったら…」、「模様が別の位置に入っていたら…」と希望通りに行かないことも多々あります。それなら人工的に作っちゃいましょう!今回は天然石風の模様の入ったレジンパーツの作り方を2パターンご紹介いたしました。

ひとつめのレシピは、本体となる着色レジンとホワイトの2色を使って模様を描くもの。オールドブルーやローズピンク、そしてココアブラウンと言った天然石にありそうな色味の着色剤を混ぜたレジン液を何層にも重ね、間にはホワイトのラインをひとすじ入れます。

塗っては硬化してモールドの中に層を作ることで、奥行きのある印象に。アクセントにもなっているホワイトのラインは、淡く着色したレジンの層の間に挟みます。ホワイトがひとすじ入ることによって、ふんわりと優しい雰囲気も生まれます。

もうひとつのやり方は、最初に作ったカラーレジンそれぞれにもう1滴ずつ着色剤を入れて再利用。ワンシェード濃くしたレジン液で本体を作ります。こちらにはホワイトのラインは入れず、濃くした着色レジンのみで丁寧にレイヤーを作り込んで天然石風の模様に仕上げます。

何層もの濃い色のレジンのラインのおかげで大変深みのある奥行き感が演出できます。ホワイトをひとすじ入れたデザインと違い、こちらはもっとぱきっとした仕上がりに。カラーとクリアのパーツがはっきりとした、また違った印象になりました。

ローズクウォーツ、翡翠風、アメジスト風などなど、選ぶ着色剤次第でどんな天然石にも似せて作ることができるのがレジンアクセサリーのいいところ。ゴツゴツの鉱石風のモールドを使ってもっと自然に仕上げるのも良いかもしれません。ハートや星形など、可愛い系にも応用可能です。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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